TMの個人ブログ

某文系Q帝大生の個人ブログ。新海作品やその他 諸々について記事を書いています。LAMUさんというお方の新海作品ブログにもお邪魔させて頂いております。

瀧三の出会いを祝して   ~僕と新海作品との出会い~

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皆さんこんにちは。お久しぶりですね。


実は昨年末から近況報告の記事を温めているのですが、今日は映画『君の名は。』にとって特別な日であるために、即席でこちらの記事の方を先に公開することにしました。


本日 2022年4月8日は漫画版によりますと、立花瀧宮水三葉が東京で出会った日なのです。


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漫画版『君の名は。』第3巻より


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糸守での彗星災害から、瀧は5年半、三葉は8年半 待ちました。


映画での、須賀神社の階段にて 二人が「君の、名前は」と問いかけ合うエンディングの続き…、
すなわち彼らの本当の物語が始まる日でもあるのです。


君の名は。』は、僕が新海作品のファンになったキッカケの作品です。


そこで二人の出会うこの日を記念して、僕と新海作品との出会いを書き綴ろうと思います。



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僕が新海誠作品と初めて出会ったのは、2014年、僕が中学2年生のころ。


父親の本を多く含む本棚の中に、『秒速5センチメートル』の漫画版を手に取ったのが最初でした。


秒速5センチメートル」という内容を予想できない不思議なタイトル、淡く綺麗なカバー、CGめいた女の子(明里)の表情など…、一体どんな話しなんだろうと気になって手に取ったのだろうと思います。

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まぁ ご想像の通り、思春期の中学生には多少、パンチといいますか影響力の大きい物語でして。


感想は今でも「切ねぇ」の一言に尽きます。ただただ、切ない。


秒速は爆弾のような作品だと今でも僕は思います。これは、興味本位で手にとってみたところ その結末に大きなショックを受けてしまう様が爆弾と似ているように感じるからです。ゆえに秒速は「取り扱い注意」な作品だと思っています。人に勧めるにも、若干の注意を払わなければならないと思います。

秒速の結末にあれほど心が締め付けられるのは、恐ろしいほどのリアリティにあると僕は思っています。あのような、幾度の転校のすえ大人になっても初恋の子を心のどこかで求めている人というのは、日本のどこかに誰か一人くらいは、いるような気がするんです。そんな気がしませんか。


まぁそんな僕の自論はともかく、少なくとも秒速の恐ろしいほどの切ないリアリティに僕は衝撃を受けたのでした。


しかし、印象に残ったのは秒速という作品だけでした。

作者の新海誠という人物には、当時の僕は関心が向かなかったんです。


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それから4年の月日が経った2018年2月、僕が高校2年生のとき。


普段は健康体な僕ですが、この当時はインフルエンザにかかってしまい学校を少しお休みすることになりました。


お休みの間はヒマなので、テレビの録画番組を見ることにしました。
その中の一つに、その年の正月に地上波 初放送されたばかりの『君の名は。』がありました。何でも2年前 社会現象を巻き起こしたほどのヒット映画ということもあって、早速 見てみようと思いました。


ところが。『君の名は。』初見の僕は、ほとんど その内容が頭に入ってきませんでした。


神木くんや上白石さんの演技は世間一般的には好評だったようですが、残念ながら僕には今どちらにどちらが入っているかが判別付かず、よく分からないまま見終わってしまったのです。

さらに、録画番組視聴は昼ご飯後の休憩に一時間ほどしか見ないものだったので、二時間ほどある『君の名は。』も二日に別けて視聴したため、余計に理解が妨げられてしまっていたのでした。


ところが。当時大学受験勉強に取り組んでいた僕の「分からないところを放置しない」癖が働いたのだろうとしか言いようがありませんが。何とも不思議なことに、よく分からなかった『君の名は。』をもう一度見直してみようと思い立ったのです。


2回目は時系列を頭の中で整理しながら見ました。「これ どういうことだ?」と疑問に思ったら映画を一時停止してネットのいわゆる考察サイトの助けを得て理解し、解決したらまた見進めるといった具合です。テレビとパソコンを活用した、地上波放送の録画ならではの視聴方法です。


この手法がとても効果的だったようで、僕の理解は追い付き、スパークルが流れる頃…「これは、もしかすると、とてつもない映画なのではないか」と思うようになりました。

そしてラストにやられてしまったわけでございます。


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後日、本棚にある秒速を見つけて、「新海誠って秒速の作者だったんだ!?」と4年の月日を経て新海監督の凄さと素晴らしさに納得することになります。


更に僕が新海作品にハマるのを後押ししたのが、ぽてとDAさんという方が書かれた『君の名は。~after story~』というオリジナル小説です。当時新海作品にハマり二次創作にまで手を出していた僕に、ラストシーンの瀧三の出会い以降…、今日から起こっていくであろう二人の出来事を描いた物語は、ハマりのブースト効果をもたらしました(笑)


映画における細かい設定にまで基づいた緻密な物語設定と、 「きっと新海監督がafter storyを作られるとしたらこんな感じなんだろうな」と思わせてくれるようなリアリティある素敵なストーリーが、僕は大好きです。リンク先を紹介いたしますので、この機会に皆さまもぜひ読んでみてください。

syosetu.org


そして時を同じくして「語り場」の方々とも出会い、今に至ります。


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以上が、僕と新海作品との出会いになります。


最後は、僕が昨年秋に撮影しました聖地巡礼の写真で お別れしましょう。

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これからの瀧三に幸あれ!!

二人の出会いを記念して。



また次の記事でお会いしましょう。

もしよければ皆さんの新海作品との出会い、コメント欄にて教えてくださいね。


<お知らせ>

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