『すずめの戸締まり』特報 から明らかになった気付きや疑問まとめ
皆さんこんにちは。
この記事は、2022年4月10日に公開された『すずめの戸締まり』の特報動画から明らかになった事柄について、私なりの気付きや疑問をまとめた記事になります。
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全体:とある町での旅人の青年との出会い~初回の災禍まで。すなわち映画の冒頭が特報として使われている。『天気の子』の特報のときも冒頭部分が使われていた。口ずさむようなバックミュージックは作品全体の雰囲気を象徴している。
0:00~0:13
とある町、旅人の青年との出会い
青年はロン毛。共にお互い赤の他人同士なのに、鈴芽のみ青年の方を振り返る。鈴芽は過去にこの青年を見たことがある/知っているのだろうか。単に、思わず振り返ってしまうような特徴があったのだろうか。
0:14~
誰もいない町。鈴芽は廃墟となった人気(ひとけ)のない町に一人で遊びに来たのだろうか?だから人気のないはずの町で人(旅人の青年)を見つけたことに驚いて振り向いたのだろうか。
0:15
不思議な猫は飼い猫なのか野良猫なのか。町が廃墟だとすると野良猫なのだが、傍に皿が置いてあるので飼い猫なのだろうか。なお出窓と右奥に木の茂みが見えることから2階と思われる。
0:18
鈴芽がドアノブを握る描写。初回の扉開けと思われる。ここの描写は本来0:26に該当する描写であるが、前倒しでこの場所に挿入されている。
0:19
部屋の描写。これは鈴芽の実家なのだろうか? 鈴芽が幼少期過ごした町が過疎化によって衰退したため移住し、久しぶりの実家を見に来た、と私は考えたいが、そうすると画面左上にある「だいじ缶」の傍らに看護師関連の本が置いてあることから、この描写からそのように考えることはできない。この家の描写は一体どこなのか。
画面中央には壊れかけのイス。0:29、0:32で登場するイスと同じものと思われる。
画面右上にあるスケジュール帳の2023という西暦。天気の子での主な出来事が2021年夏、天気の子ラストの帆高と陽菜の再会が2024年春より、両者の間の時期設定である。なお瀧と三葉は須賀神社での再会が2022年春であることから、再会から1年半 経った時期にあたる。
画面右下には岡村真一という架空の人物による「君とコスモス」という小説(あるいは漫画)が置いてある。LUNKHEADというバンドからマイナーではあるが同タイトルの曲が出ている。また、中年層には割と有名らしい『伝説巨神イデオン』というアニメのエンディングテーマに「コスモスに君と」という曲がある。このような小物に深い意味はないと思われるが、鈴芽の部屋に置いてある物という点で着目したい。
0:22
鍵を使って物を開けるシーンが二連。本作における、鍵を使って物を開けることの重要性を強調している。
0:26
扉の前に一人立つ鈴芽。旅人の青年はいない。よく見てみると建物の壁跡(正確には布基礎 跡)が見えるため、この扉はただの扉単体ではなく、建物の遺跡ということが判る。
布基礎の画像
参照:http://www.toyo-t.jp/html/02.html
そうだとすると、このかつて存在していた建物は何なのか。鈴芽の「かつて」の実家か、それとも名も無きただの建物か。
0:27~0:28
鈴芽の眼の色が変わる。おそらく扉を開けた描写。
0:28~0:33
扉の向こうでの鈴芽。バックミュージックも変化していることから分かる。
0:29
場所的に扉の位置からまだあまり離れていないこのときはイスを持っていない。
0:30
しかしこのときにはイスを持っている。0:29からの間にイスを持ったと考えられる。すなわち、扉の向こうの世界は元の世界(現実世界)と物的証拠も対称なパラレルワールドなのか。それともこのイスが訳ありの特殊物なのか。
0:31
手に持っている紐は何なのだろうか。
注目すべきは、鈴芽が滑った際の土けむりと思われるものが液体状である点。「扉の向こうの世界」は外見は「元の世界」と瓜二つ、しかし材質が「元の世界」と異なるのか。 なお定礎の下に昭和66年6月とあるが、現実世界では昭和は64年1月までである。
0:32
空からイスが落ちてくる。現実世界では有り得ないこの描写には、0:29と0:30の描写の謎を解くための重要な示唆を含んでいる。ここの描写だけでは家が2階建てかは判らないので、0:15の家と同一の家とはまだ判断できない。
0:34
扉を塞ごうと懸命な鈴芽。その扉に寄りかかりながら塞いでいる人影(旅人の青年か)。
0:36
旅人の青年による扉締め
鍵は扉のドアノブ部分で使われるものではないことが判った。ただし、0:17の描写で判るようにこのドアノブには鍵を挿入する部分が無かっただけなので、全ての鍵が扉のドアノブ部分で使われるものではないとは言えない。
鍵は「ただの鍵」ではなく「マジカルな鍵」であることが判った。
総括:時系列順と思われるので、作品の冒頭部分の予想はしやすい。
・今回で明らかになったこと まとめ
Ⅰ. 旅人の青年はロン毛。
Ⅱ. 不思議な猫が登場する。
Ⅲ. 鈴芽の過去と関係のありそうなイスが登場する。
Ⅳ. 作品の時期設定は2023年秋である。
Ⅴ. 鈴芽が一人立つ扉の下には、よく見てみると建物の壁跡(正確には布基礎 跡)が見えるため、この扉はただの扉単体ではなく、建物の遺跡ということが判る。
Ⅵ. 空からイスが落ちてくるという現実世界では有り得ない描写がある。
Ⅶ. 鍵は扉のドアノブ部分で使われるものではないことが判った。
Ⅷ. 鍵は「ただの鍵」ではなく「マジカルな鍵」であることが判った。
・今回ではまだ明らかにできない疑問まとめ
Ⅰ. 鈴芽は過去にこの青年を見たことがある/知っているのだろうか。単に、思わず振り返ってしまうような特徴があったのだろうか。
Ⅱ. 鈴芽は廃墟となった人気(ひとけ)のない町に一人で遊びに来たのだろうか? だから人気のないはずの町で人(旅人の青年)を見つけたことに驚いて振り向いたのだろうか。
Ⅲ. 不思議な猫は飼い猫なのか野良猫なのか。
Ⅳ. 部屋の描写は鈴芽の実家なのだろうか? この家の描写はどこなのか。鈴芽が普段過ごしている場所とこの廃墟との関係性は。
Ⅴ. 「扉」のある、壁跡が見えるかつて存在していた建物は何なのか。鈴芽の「かつて」の実家か、それとも名も無きただの建物か。
Ⅵ. 扉の向こうの世界は元の世界(現実世界)と物的証拠も対称なパラレルワールドなのか。それともこのイスが訳ありの特殊物なのか。扉の向こうの世界は外見は元の世界と瓜二つ、しかし材質が元の世界と異なるのか。
以上になります。
『すずめの戸締まり』の続報を楽しみに待っていましょう。
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【追記】
下記の記事が完成しましたので お知らせ致します。
もしよければ ご覧くださいませ。